エチケット(étiquette)
2016/11/23
エチケット(étiquette)は言わずと知れたフランス語で、マナーや礼儀作法の事を言います。ワイン界ではボトルに添付されているラベルの事を指します。デザインや色合い、ネーミングが気を引くものもありますが、各国の法律に沿って大切な情報が記載されています。いわば、ワインの顔。一目見ればどこの誰で、どんな人物なのかが分かります。名刺のような存在ですね。
フロントラベルのエチケットには原産地呼称、瓶詰め元の名称と住所、ヴィンテージと呼ばれる収穫年、格付けとなどが書かれています。
バックラベルは更に詳しく、生産元の情報やワインの味わい、提供温度、合わせるお料理、時には輸入元の情報なども載っており、英語と現地語で書かれているものもあります。まるで履歴書のようです。日本の法律で定められている明記項目は下記の通りです。
・品名(果実酒/甘味果実酒)
・原産国
・アルコール度数
・内容量
・輸入者名
・輸入者住所
・引取先
・食品添加物の内容(亜硫酸塩など)
・未成年者禁酒表示
プラマークや妊産婦の飲酒に対する注意は任意で表示します。ワイン購入時や頂く際にエチケットやバックラベルをじっくり眺めるのも面白いですね!