発芽(Debourrement)
2016/11/24
ヨーロッパのぶどう畑から続々と春の便りが届いています。スペイン、リオハのValenciso(バレンシッソ)の畑の発芽の様子です。発芽はフランス語ではDebourrement(デブールマン)と言います。1日の平均気温が10℃を超えた頃に起きます。長い冬から目覚めて活動の時期、春の到来ですね。ただ、油断は大敵です。寒暖差のあるこの時期は、遅霜の被害も気を付けなくてはなりません。
冬の時期に剪定した枝から春になって樹液流動(ぶどうの涙)が起こると、発芽もすぐそこです。芽吹きはぶどう木の1年サイクルの始まりです。畑の品種はバレンシッソが黒ぶどうで唯一扱っているテンプラニーリョです。
葉はぶどう木にとって、多様な機能を備えている最も重要な器官だと当主のディエゴは語ります。その為、バレンシッソは葉のモチーフをボトルのエチケットにデザインしています。これから新梢となってどんどんと展葉していきます。今年のぶどうの成長も楽しみですね。
バレンシッソのワインはこちらからどうぞ→http://www.365wine.co.jp/?pid=84409671