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種まきカレンダーⅡ

      2016/11/29

グラスカレンダー

 

前回からの続きです。種まきカレンダーⅠはこちらから。

 

種まきカレンダーは文字の如くカレンダーです。暦があり、月の位置により、下記のように分かれます。

 

・葉っぱの日

・花の日

・果実の日

・根の日

 

それぞれの日は1~3日続きます。葉っぱの日が3日続いて、中日に根の日が1日、その後は果実の日が2日間といった具合です。それぞれの日によって農作業(種まき、耕作、肥料散布、剪定、収穫)を決定します。例えば、ほうれん草は葉っぱの日に、菊は花の日に、ぶどうは果実の日に、大根は根の日に作業をします。月が影響を与えるというのです。

 

種まき

 

皆様も普段ワインを飲んでいて「今日はなんだかいつものワインが美味しく感じられないなあ」「体調のせいかしら」と感じたことは少なからずともご経験があるかもしれません。自身とワインの状態にも関係しますが、種まきカレンダーも関わってくるのではないかという事が言われています。(著者の意見ではなく一般的に) 前回、不味いと感じたワインが今回は美味しい。何故だろう、種まきカレンダーを見返したところ、不味い日が根の日で美味しい日が果実の日だった。といった、にわかに信じがたい事です。何かしら影響があるのかもしれないので実証してみるのもいいかもしれません。

 

ただし、ルフレーヴの醸造責任者であるアントワーヌも曰く、「先代から受け継いできた農業の知恵を疎かにしてはいけません。種まきカレンダーを必要以上に重要視するべきではなく、あくまでも決定を導くためのひとつに過ぎません」

 

おっしゃる通りです。あくまでも農作業を決定するひとつのツールです。何事も依存し過ぎは良くありません。ビオディナミにとって生力学は切っても切れないところではありますが、何よりも醸造家としての経験や知識を元にした、個人の判断の方がよっぽど大切です。

 

 

 

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