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火入れⅡ

      2016/11/29

火入れ

 

スーパーやコンビニ等の商店で300~980円で販売されている「無添加ワイン」。ここでの無添加とは亜硫酸SO₂ゼロの事を指します。亜硫酸無添加、酸化防止剤無添加なら健康に良いと思われ飲んでいる方も多いのではないかと思います。

ちょっと待った!!

前回の火入れⅠでもお伝えしましたが、安定したワインを造る為、酵母などの微生物をコントロールする事が大切だと述べました。酸化防止剤、そして殺菌剤としてのSO₂が一切入っていない。しかも常温の陳列棚に並んでいるという事は、非常にリスクが高いのです。それを可能にしたのが火入れです。ボトリング前に60~70℃にワインを加熱して微生物を殺します。ワインは極端に熱を嫌います。繊細な香りや味わいは様々な物質が複雑に絡み合い、化学変化が起きて発生されます。日本酒の火入れならまだしも、ワインを高温に晒すとはとんでもない事です。火入れを行うとSO₂は無添加で済みますが、その代わり熟成に不可欠な酵母を失います。瓶内での熟成は見込めません。工場で作られた工業的なワインは、もはやワインではありません。生産者の想いや哲学が反映された芸術作品ではなく、ぶどうが原料のただのアルコールです。

「無添加ワイン」というキャッチコピーは聞こえがいいですが、日本の消費者の無知に付け込んだ悪質な商品です。無添加ワインはワインではありません。プラスチックボトルに入ったワインを貴方は飲めますか。

 

 

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