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ボルドー液のメリットとデメリット

      2016/12/02

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ボルドー液は世界中で使用されている農薬です。1878年、ヨーロッパで発見された白色カビが原因で落葉、落花、落果などの被害を起こすベト病に対して、ボルドー地方で開発された為、ボルドー液と名付けられました。硫酸銅、生石灰、水を混ぜ込んだ水溶液で、防カビ剤として用いられています。化学的な成分を含まないので、オーガニックやビオディナミ農法でも認められています。メリットとして挙げられるのが、下記の4点です。

 

・安価である
・防菌効果が高い
・病気に耐性はできない
・化学薬品ではない

 

しかし、長期間の使用により懸念されるデメリットは、

 

・銅が土壌に蓄積してぶどう木の健康を損なう恐れがある
・果皮に残留があると還元臭発生の原因となる

 

銅の毒性は化学農薬の汚染よりも深刻だと揶揄されています。実際、数十年前までは、年間10kg/haの銅に匹敵するボルドー液の散布は一般的でした。ところが今日、自然派ワインのガイドラインに則り、銅の使用制限は5年間平均で年6kg/haを上限と定められています。

 

健全な土壌は再生代謝活動により年間1~3kgの銅を排出できると言われています。使用量に留意すれば全く問題ないと、ルフレーブの醸造を任されているアントワーヌは言います。彼曰く、残留する化学薬品とは比較できないほど安全性が高く、銅は重量があるので醸造の工程で圧搾(プレス)された後には、殆どが取り除かれるそうです。適量を使えば、自然とも上手く共存できるといった見解です。

 

 

参考文献:「ビオディナミワイン35のQ&A」 アントワーヌ ルプティ ド ラ ビーニュ

 

 

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