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スロヴェニア旅行記Ⅲ

      2016/11/25

こんにちは。前回からの続きです。試飲会の翌日はというと、商談ついでにポストイナ鍾乳洞を訪れました。スロヴェニアには、なんと10000もの洞窟があります。全長24㎞の世界一の大きさを誇り、鍾乳石のバラエティと100種類以上の生息動物を有す事から、ポストイナ鍾乳洞は「鍾乳洞の女王」と言われています。先ず最初に、2.8€のチキンケバブで腹ごしらえです。無類の中東好きなので、ヨーロッパでもハンバーガーやサンドイッチではなく、ケバブを無意識のうちに選んでしまっていました。

 

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洞窟の入り口です。およそ200年前に発見されたそうですが、電気もない時代によく足を踏み入れた事!!勇敢な最初の人物に敬意を表しました。雨も降っていたので、避ける為に地下に潜るとは我ながら良いアイディアです。いざ、参られん!

 

 

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先ずは、トロッコ列車に乗車して出発です。その昔は1台4人乗りの人力でしたが、今は1台で150人の移動が可能です。

 

 

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この様な感じで洞窟内を走行します。一見、汽車ポッポのようにゆっくり走っているように見えますが、このスピードが結構なもので驚きました。乗用車の徐行ぐらいのスピードです。走行中は絶対に立ち上がったり、手足を出さないようにと注意喚起がありました。

 

 

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それもそのはずです。洞窟は天井が極端に低い場所もあり、勢いよく爆走するので、立ち上がろうものなら確実に頭が飛びます。洞窟内は通年10℃で冷んやりとしていました。鍾乳洞の天井からは時折ポタッと石灰成分を含んだ雫が降りかかります。

 

 

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トロッコ列車が到着すると、洞窟内の遊歩道をガイドを先頭に進みます。ライトアップもされていて静寂で幻想的な世界でした。鍾乳石の色は3タイプありました。1番ピュアな混じりけのない石灰が白色です。

 

 

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赤色は鉄分が多く、黒っぽいぐ灰色はマンガン(うる覚えです)が豊富だそうです。

 

 

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形も様々で、天井から氷柱のようになっているこちらは(写真下)、スパゲティと名付けられています。見たまんまですね。その他、カーテンと呼ばれている鍾乳石もありました。

 

 

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鍾乳石は約100年で1㎝成長を見せます。気の遠くなるような数百万年、数千万年という時間をかけて形成された自然の美ですね。

 

 

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洞窟に住んでいるドラゴンの赤ちゃんと呼ばれている生き物です。撮影禁止なのでお写真はお借りしました。目や中枢機能は生後数年で急速に退化します。その後はセンサーのようなもので周囲を感知します。寿命は100年と長く、数ヶ月は何も食さなくても生きていける、強靭な生命力の持ち主です。

 

 

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1時間程度散策し、再びトロッコ列車に10分乗車し地上に戻りました。洞窟を出ると太陽が顔を出していました。お庭のぶどうの木が屋根のようになり2階へと続いていました。鍾乳洞とは比べ物になりませんが、これも一朝一夕では育たない自然の美しさですね。

 

 

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