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スロヴェニア旅行記Ⅶ

      2016/11/25

前回からの続きである、スロヴェニアワインの買い付け記です。今日は「食いしん坊にはたまらないの巻」です。Jamsekを訪れた夜は当主マルコとその妻エリカと一緒に食事に行きました。Vipava村にあるモダンな1軒屋のレストランGostilna Podfarovž ゴスティルナ ポートファロッシュです。

 

 

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川には魚が泳いでいました。シックでモダンな感じの店内には、3組ほど先客が食事を楽しんでいました。先ずは、白ワインです。Jamsek社のフレッシュなプレピを頂きます。淡麗でミネラルが豊富です。

 

 

レバーパテとパン。スロヴェニア産のオリーブオイルをたっぷりかけて頂きました。写真はかける前です。ジュ―シーでまるでジュースのようなフルーティなオイルでした。味にも奥行きがあります。私が普段、日本で使っているオイルは一体なにかとすら思えました。

 

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前菜はカルパッチョ3種です。淡水魚である鱒(マス)はスロヴェニア語でPostrvと言います。全く臭みがなく新鮮です。「おー!さっき川で泳いでいた魚だよ。みさきも見ただろ」マルコに言われます。20㎝はくだらない大きさの川魚が、流れに逆らって泳いでいたのを思い出しました。

 

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ビーフのカルパッチョ。ブラックペッパーがアクセントになっています。5歳のユリアにはペッパーは合わなかったようです。冷肉、これなら軽い赤でも良いですね。彼らが手掛けるラスキーリースリングやバルベーラも出てきました。

 

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サーモンのカルパッチョ。色味が赤いのでおそらく天然でしょう。サーモンピンクのサーモンは養殖だという記事を最近読みました。与える餌の影響でピンクになるそうです。本物のサーモンは赤色と書かれていました。

 

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メインはお魚にしました。カルパッチョで頂いた鱒です。スロヴェニアは4.8㎞しか海に面していないので、海魚はあまり食べません。川魚を入れても全部で3種類といった具合です。鱒にそば粉をまぶしソテーしたもの、黄色いソースはパンプキンです。まわりは香ばしく、中はふわふわです。塩味も絶妙でバター風味の濃厚なパンプキンソースとも合います。3切れも盛り付けられているので、ポーションが多いと思われましたが、何の事はありません。超絶美味しかったのでペロリと平らげました。

 

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マルコはビーフのグリルです。シンプルな調理法の故、素材のクオリティが要です。野菜もビーフもそのものが本来兼ね備えている、持ち味が十分に生かされていました。シンプルほど難しいものだと感じました。

 

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デザートのお皿が運ばれてくると、退屈気なユリアの顔に花が咲きました。柿のムース、フォンダンショコラなどのデザート盛り合わせです。

 

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写真下の右側に2つ並んでいるお菓子がとても美味しかったです。暖かくバターの香りが漂います。レーズンやナッツが生地に包まれていて、それは今までにない、はじめての味わいでした。伝統菓子グバンツアのようなものかと想像します。素朴ですが複雑です。

 

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複雑もシンプルもそれぞれに良さがあります。両方好きです。

 

 

Gostilna Podfarovž
Ulica Ivana Shcheka 2,Vipava 5271,Slovenia
+386 40 232 090

 

 

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