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おからde中東コロッケ「ファラフェル」

   

 

今週のランチはファラフェル(アラビア語: فلافل 英語: Falafel)を作りました。ファラフェルは豆で作られた中東版のコロッケのようなものです。エジプトではタアメイヤと呼ばれています。昔、エジプト旅行をした時によくターメイヤサンドを頂きました。価格交渉不要で食品が入手でき、サンドイッチ1つ2~30円と安く、その上、栄養価もあり大満足のファストフードとして気に入っていました。

 

作り方は簡単です。水にもどして潰したひよこ豆やそら豆に、パセリやコリアンダー、香辛料を混ぜて丸めて揚げます。エジプトではそら豆のみで、シリア、レバノン、イラクではそら豆とひよこ豆を50:50、パレスティナやイエメンではひよこ豆のみで作ることが多いです。そもそも何故、ファラフェルを作る事になったのかと言うと、その経緯をお話しましょう。

 

 

 

 

先日、乾燥大豆を沢山頂いたので豆乳を作りました。豆乳の原料は大豆と水です。シンプルなものこそ素材の良し悪しが問われます。一晩水に浸けた大豆をペースト状にし、水を加えて火にかけました。グラグラと湧いてきたら2倍の泡が出てきます。なるほど、だから市販のお豆腐は消泡剤を添加するわけですね。納得しました。もちろん、自家製なので無添加です。10分ほど底が焦げ付かないよう絶えずかき混ぜ、濾して絞って出来上がりです。豆乳の副産物はおからである事も再確認しました。大量のおからを消費する為に作ったのがファラフェルです。それでは、自宅で簡単ファラフェルいってみましょう。

 

 

 

 

《材料》30個分

おから       240g
玉ねぎ       1/2個
パセリ       20g
クミン       小さじ1
パプリカ      小さじ1
カレー粉      小さじ1/2
塩胡椒       適量

 

《作り方》

①玉ねぎとパセリをみじん切りにして材料を全て混ぜ合わせる。
②ボール状に丸めて油で揚げる。

 

ギュッと握って生地をまとめますが、まとまりが悪ければ、水と片栗粉を様子みて加えて下さい。ファラフェルはそのままでも美味しいですが、やっぱりサンドイッチがお勧めです。苦心して焼き上げたピタパンにトマト、パプリカ、サラダ菜、キュウリのピクルスを挟んで、タヒーニと呼ばれるごまソース(練りごま、レモン汁、ニンニク入り)を添えました。

 

 

揚げ立てが熱々で最高です。サックっとした食感に中は柔らかくスパイスが香ります。素揚げをしているので余分な衣がなく油っぽくありません。畑のタンパク質事、豆のみで肉は使っていないのでヘルシーです。是非作ってみて下さい。合わせるワインは、少し甘めのスパークリングワインか白ワインがお勧めです。酸はしっかりあって甘すぎないものを例えば、ルメニミュスカなど如何でしょうか。

365wineでも大人気のスロヴェニア産ワイン、ルメニミュスカ2014。そう、言わずと知れたマスカット系に属する、ミュスカです。ルメニはスロヴェニア語でイエロー(黄色)の意味です。とても香りがアロマティックな品種です。アルコール度数も11%とそこまで高くなく、普段ワインをあまり飲まれない方でも口当たりが良いので「美味しい」と飲み過ぎてしまいます。

ルメニミュスカはやや甘口な味わいですが、酸味が豊かなので爽やかな甘味として飲みやすいワインです。デザート使いオンリーの貴腐ワインやアイスワインと違い、お食事ともよく合います。例えば、カレー風味のスパイシーな東南アジア料理。マスカットの華やかさと意外な組み合わせですが、これが実にマッチングします。

 

《ルメニミュスカ2014》
品種:イエローミュスカ
産地:スロヴェニア
タイプ:やや甘口白
価格:3,600円

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