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ブルーワイン

      2017/03/17

2016年の晩秋に巷で囁かれたブルーワイン。オレンジ、グリーンのお次はブルーか。そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。革の肘掛け椅子に座って、2杯のブルーワインを持っている頭が犬の男性がラベルになっています。先ずは驚くべきその外観をご覧下さい。鮮やかなブルーがひときわ目を引きます。美味しくなそうの前に、自然界の発色とは思えない、毒々しさが感じられるのは私だけでしょうか。

 

 

 

特徴とも言えるカラーは合成着色料に違いない!そう思っていましたが、製作者(造り手、ヴィニョロンとは呼びたくない)のコメントを読み進めると天然由来の着色料だという事がわかり胸を撫で下ろしました。

 

ワインと培われてきた伝統文化は切っても切り離せない関係ですが、イノベーションと小さな革命を起こしたく、ワイン産業はそれらを具現化するに最適だと思い誕生したのが、世界初のブルーワインです。ワインメーカーではないスペインの若者6名が、バスク大学や食品メーカーの技術者の協力を得て、約2年の歳月をかけてブルーワインこと「Gik 2016」を完成させました。

 

当然の事、話題にはなりましたが、問題はこの製品がワインと認められるか否かです。Gikにはアルバリーニョ、グルナッシュ、シラー、マカベオの4種類のぶどうが使われています。原材料のぶどうには問題はなさそうです。となると問題は色でしょうか。ブルーカラーである訳は、ホソバタイセイwoad plantと呼ばれる植物由来の色素を添加しているからです。本来ぶどうが持っているアントシアニンと言うポリフェノールの一種である色素がワインカラーの由来です。実際、アカシヤなどの着色料による人工的な添加は、工業的なワイン造りでは行われています。ワインの添加物として一般的に認められています。しかし、スペインもEUもGikをワインと認めていません。その理由はEUの規定するワインカテゴリーの中にブルーワインは当てはまらないからです。よって「ワイン」ではなく「アルコール飲料類」と表示するように指導していました。やむなく現在は「99%ワイン、1%ぶどう果汁」と表示して販売をしています。

 

 

 

 

それにしてもこのカラー!インディゴブルーは赤みがかった青色の食物染料として一般的に使われます。結果として生じる味は、柔らかく溶け合い、甘く、わずかにシロップの口あたりのカロリーゼロの甘味料です。ワインとワインクーラーやカクテルのミキサーの間ぐらいのイメージでしょうか。マリアージュはカルボナーラとザジキに合うと言っています。

 

昨今は何かを添加したり、抜き取りもしない、より自然なワインが求められています。モダンな若者たちによる試みは、やや向かい風ですが、ブルーワインは現在25ヶ国以上の国で販売されています。日本でも2017年5月より開販売が始されます。価格は税込みで2,500円程度だそうです。貴方はブルーワインを試したいですか。常飲したいですか。

 

 

 

 

ブルーのラベルが美しいスペインのフルボディ赤ワインは如何ですか。10年熟成が最近、やっと飲み頃を向かえました。今飲んでも、あと3年後でも楽しめます。時が経過しても健在である黒系果実の香りと熟成から舞い降りた複雑なブーケ。タンニンは丸みを帯びた中にも芯の強さを秘め、酸がエレガントに寄り添います。余韻には長い気品が訪れます。中華料理と絶品の上質キュヴェです。

《バレンシッソ2007》
品種:テンプラニーリョ
産地:スペイン、リオハ
タイプ:フルボディ赤ワイン
価格:7,100円

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