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甘口ワインの造り方

      2016/12/02

 

甘口ワインの造り方は3つあります。各々を見ていきましょう。

 

・果汁の糖度を上げる

・アルコール発酵を途中で止める

・甘味を添加する

 

果汁の糖度を上げる

一般的な甘口ワインの造り方で、貴腐ワイン、アイスワイン、干しぶどうワイン、遅摘みワインがこれに当てはまります。酵母が発酵の際、消費できないまでに果汁の糖度を上げる方法です。糖度が高いほど残糖があります。アルコール度が15%を超えると酵母は活動を停止します。果汁の糖度が25度以上あればワインは甘口になります。なぜなら、15%を超えるアルコール生成が可能だからです。

 

アルコール発酵を途中で止める

アルコール発酵を途中で止める方法で造られるワインは、ポートワイン、ヴァンドナチュール(バニュルス、ミュスカドボームドヴーニーズ)、ヴァンドリキュール(ピノデシャラント)等があります。ブランデー等のアルコールを添加して、アルコール度数を上げることで、酵母の発酵を止めるやり方や、SO₂の添加、あるいは酵母が活動できない温度にワインを冷却する方法があります。

 

甘味を添加する

シロップや果汁、薬草エッセンスを添加するフレーバードワインがこの方法を取り入れています。ドイツの安価なやや甘口ワインは、瓶詰前にぶどう果汁(ジュース)を加えています。この方法はズースレゼルヴェと言い、リザーブされたジュースという意味です。

 

 

ドイツの甘口ワインは、砂糖が貴重だった昔ほど重宝されなくなりました。世界の趣向は辛口ですが、甘口ワインも密かな人気を呼んでいます。アルコールをあまり飲まない若い世代や、女性中心に支持されています。量は飲めませんが、疲れた時など、グラス1杯の甘口ワインが癒されます。365wineでもスロヴェニアのイエローミュスカ2014はやや甘口で大変ご好評頂いていますよ!

 

 

ルメニミュスカ2014

 

 

 

 

 

 

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