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コンテナの種類と輸送方法

      2016/12/02

Empty road and containers in harbor at sunset

 

インポーターの大野です。ワインを海上輸送する時に使用するのが、コンテナです。今日は輸入に必要不可欠なコンテナの種類と輸送方法についてです。サイズは20フィートコンテナと40フィートコンテナがあります。20フィートは40フィートの2倍なので積載量も2倍・・・・・そう考える方もいらっしゃるかと思いますが、実際はそうでもないんです。ワインボトルの大きさやカートンの形状、パレットのサイズや組み方にもよりますが、20フィートのリーファーコンテナを使用した場合、7500~9600本、40フィートコンテナの場合、14400本の積載が可能です。12本ケースだけでなく、6本ケースや泡が入れば、もう少し少なくなります。ドライコンテナを使用した場合は12000本程度のワインが輸送可能です。

 

コンテナには2種類あります。

 

ドライコンテナ・・・コンテナ内の温度管理はできません。甲板の上に積んであるコンテナは、赤道直下50℃以上になると言われています。全ての食品は、船体が水面と接する線「吃水線」の下に積み、エンジンなどの熱源から遠ざけた位置に積載されるのが望ましいです。しかし、積載位置をリクエストすることはできません。ドライコンテナの使用は食品輸送にはリスクが大きく、オリーブオイルがコンテナ内の高温で沸騰したという恐ろしい事例も上がっています。ドライコンテナにサーマルブランケット(衛星にも使われる断熱材)を使用して運ぶ方法もあります。この方法だとコンテナ内の急激な温度上昇を防ぐことができ、およそ17~25℃に保つ事ができます。

 

リーファーコンテナ・・・チラーがきいた冷蔵庫のようなのもで、電気が供給されている間は、コンテナ内を13~15℃の定温で保つことができます。積載量が減る上に運賃はドライコンテナと比べて2~3倍かかるのが難点です。ちなみに、ヨーロッパでの取引では、現地陸送費や通関費などはユーロ建てですが、海上運賃だけは米ドル建てで計算されます。海は世界中と繋がっているからでしょう。南米だろうがアフリカだろうが、世界中のどこでも海上運賃は米ドル建てです。

 

前回の輸入では、他の荷主の荷物と混載したLCL(less container load)のリーファーコンテナを利用しました。他社とコンテナをシェアするタイプです。一方、コンテナを1本チャーターするタイプはFCL(full container load)と言います。我が国との物流が活発ではない国からの輸入は大変です。どのように低リスクでコストを抑えて持ってくるか、同業他社は頭を悩ませています。スロヴェニア唯一の海の玄関口であるコペル港からは、リーファーのLCLがなかったので、当社はイタリアまで陸送してLCLで積載しました。早くリーファーのフルコンテナで輸入できる会社になれるよう、365wineも精進して参りたいと思います。

 

 

 

 

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