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オーメドックとバーメドックとは

      2016/12/03

ボルドー地方には3つの大きな川が流れています。中央高原から流れるドルドーニュ川(Dordone)とピレネーを源とするガロンヌ川(Garonne)が合流しジロンド川(Gironde)と名前を変えて大西洋に注ぎ込みます。ソムリエ試験の勉強時に、時計回りに「ドル・ガ・ジロっと見る」と語呂合わせで暗記した記憶があります。全長約120㎞にも及ぶ大ワイン産地です。

 

余談ですが、川を上流から下流に見た際、右側を右岸、左側を左岸と呼びます。※ローヌ地方だと北から南に川は流れて地中海に注ぎ込んでいる為、地図上の左右と右岸左岸が逆です。左岸にはボルドー市内を挟みグラーヴ地区ととメドック地区が広がっています。ご存知の通り、メドック地区は世界でも屈指のワイン産地です。

 

 

ボルドー

 

ガロンヌ川とジロンド川が合流する比較的広範囲のエリアはAOC オーメドック Haut Madocに定められています。オーメドックのオーHaut はフランス語で高い、上の(=high、tall、top)といった意味です。それと同時に良い(=good)というニュアンスも含まれています。川と川が交じり合うエリアは何らかの成分が堆積するのでしょうか、ぶどう栽培には打って付けの土地です。オーメドックの川よりがマルゴー Margaux に指定されている所からもその土地の良さが納得できます。

 

一方、ジロンド川の河口にはAOCメドック Medoc に定められているエリアがあります。その昔はバーメドック Bas Medocと言われていましたが、何と言ってもバー Basは、オー Hautの反対語で低い、下のという事にに加えて悪いなんて意味合いも含まれています。自分のところの土地をバーと言われるのも、気が悪いではありませんか。屈辱的です。その為、バーを取って単なるメドックと呼ばれるようになりました。

 

AOCでは赤ワインのみが認められている為、メドックで白ワインやロゼワインを造ったとしてもAOCボルドーまで格下げをしなければなりません。例えば、シャートー マルゴー(赤ワイン)はAOCマルゴーを名乗れますが、同地区で造られたパヴィヨン ブラン デュ シャトー マルゴー(白ワイン)はAOCボルドーとなります。厳格なワイン法の下でAOCが定められています。オーメドック、メドックいずれにしても銘醸地ですね。

 

 

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