旧世界と新世界の比較
2016/12/02
ワイン産出国は大航海時代を境に「旧世界」と「新世界」に分けられることがよくあります。
旧世界・・・フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ポルトガル、オーストリア、ハンガリーなど
新世界・・・アメリカ、チリ、アルゼンチンオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなど
「旧世界」と「新世界」それぞれの産地の特色を比較してみました。下記の表をご覧下さい。
旧世界 | 新世界 | |
時期 | ローマ帝国以前 | 大航海時代以降 |
気候 | 冷涼・多雨・日照量少ない | 温暖・乾燥・日照量多い |
高品質ワイン | 原産地(ジェネリックワイン) | 品種(バラエタルワイン) |
酸味 | 多い | 少ない |
果実味 | 弱め | 強め |
熟度 | 低い | 高い |
アルコール度数 | 低い | 高い |
印象 | 内向的 | 外交的 |
造り方 | 伝統的 | 醸造学的(マーケティング) |
新世界は気候がぶどう栽培に恵まれています。果実味が前面に出ているわかりやすいタイプのワインです。しかし、最近の醸造技術を持ってすれば人為的ではありますが、冷涼な地域でもパンチのあるインパクトの強いタイプのワインに仕上げる事は可能です。