ボディと余韻
2016/12/02
赤ワインは、骨格の重量感や濃さからライトボディ、ミディアムボディ、フルボディと表現されます。重ければ重いほど、エキスの凝縮感があります。アルコール度数が高く、糖、酸、タンニンなどのフェノール類が豊富だという事です。温暖な産地の方が糖(アルコール)もタンニンも十分みられるので、骨格のしっかりとしたタイプとなります。冷涼な産地は比較的、糖もタンニンも酸が豊かなので、肉厚、重厚、力強い、がっしりとしたという表現ではなく、繊細、爽快、スリムと表されます。
一方、白ワインはライトボディ、ミディアムボディ、フルボディと表現はされません。重みやコクの大小で、樽が利いていると、ふくよか、そうでないとすっきりコンパクトと言われます。
余韻とは、ワインを飲んだアフターに感じる香味成分の持続性です。秒数で表現されます。目安の指標として、
短い:3~4秒
中ぐらい:5~6秒
やや長い:7~8秒
長い:9秒以上
余韻の長さと品質は比例しています。偉大なワイン、特に古酒は余韻が長く続きます。秋の夜長に是非、余韻を感じてみて下さい。ちなみにボディの重さと余韻の長さは関係ありません。