スティーブンスパリュア氏が Decanter Man2017に選ばれる

2017/03/03 2017/03/06

Steven Spurrier named Decanter Man of the Year 2017

かの有名な、”1976 Judgement of Paris” 「パリスの審判」の発起人である英国人、スティーブンスパリュア氏(75歳)が、2017年のDecanter Manに選ばれました。批評家、ジャーナリスト、バイヤー、起業家、ワインガイド、ワイン醸造業者、空想家、師、レストラン経営者、作者、教師、裁判官、伝達者、およびコンサルタント・・・・。彼のワインに捧げた多才な人生は非常に卓越されています。

フランス初のワイン学校アカデミーデュヴァンの創立者でもあり、ワイン業界の教育にも貢献しました。日常生活の中でワインラバーにワインの悦びを教えるというコンセプトの学校は、本場フランスでも初めてのものでした。現在はフランスのアカデミーデュヴァンは閉校となりましたが、日本や韓国では筆者もお世話になっていた人気のワインスクールです。何と言っても、パリスの審判、パリ対決では、カリフォルニアワイン産業へ大きなインパクトを与えました。今日のカルフォルニアワインの成功は、彼の功績としても過言ではないでしょう。デキャンタも彼の存在がなければ、世界一有名なワイン誌ではないはずです。

今回お勧めするスロヴェニアワインは、ラスキーリースリングです。ライムなどの柑橘香と熟成香が漂います。すっきりと辛口な仕上がりで、土壌由来のミネラルが全体を引き締めます。4年ほどの熟成を経て、落ち着きを見せたリースリングです。和食やお酢を使った料理（ホワイトアスパラ、鮮魚の昆布〆、鯛のカルパッチョ、蛸の酢物、水炊き、南蛮漬、ピクルス）魚やチキンのソテー、グラタン。食中、軽いものから重いものまで幅広く合います。

《ラスキーリースリング2013》
品種：ラスキーリースリング
産地：スロヴェニア
タイプ:辛口白ワイン
価格：3,900円

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赤ワインならバルベーラはどうでしょう。赤系プラム、チェリー、ベリー、バラの花が香ります。豊かな酸とシルクのような滑らかなタンニンの調和が美しくエレガントです。樹齢40年の古木が醸し出す、落ち着き感が表れています。最近、やっと飲み頃がスタートしました。エビチリ、生ハム、煮物、すき焼き、ビーフシチュー、フレッシュミモレット、パルミジャーノレッジャーノなど。アペタイザーからメイン、チーズに至るまで幅広く合わせて頂けます。記念日やとっておきの日に楽しみたい、そんな絶品プレミアムワインです。