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ワインを飲む順番はありますか

      2016/11/23

乾杯

 

今回はワインを美味しく楽しむ「順番」についてお話したいと思います。例えばコース料理や懐石料理でも出されるお料理は前菜にはじまり汁物や主菜と順番があります。前菜のあっさりとしたカルパッチョと主菜の濃厚ソースがかかっているステーキを逆に頂く事はありませんよね。

 

更にわかり易い例を挙げると、甘いチョコレートを食べた直後に巨峰を口にして、「しまった!食べる順序が逆だった」と後悔した経験は誰しもあるのではないでしょうか。人間の味覚は一度、濃い味や強い味に触れるとその次に口にしたものの香味に影響を与えてしまうのです。口腔内はカカオの濃い香りと強い甘味に支配され、ぶどう本来の魅力が全く感じられない状態です。

 

食の順番はワインにも当てはめる事ができます。種類の違うワインを楽しむ場合、ほんの少し飲む順番に留意するだけでより美味しく頂けます。基本的には下記の順番です。

 

・白ワイン→赤ワイン     シャルドネ → カベルネソーヴィニョン
・軽い(薄)→重い(濃)         ピノノワール → メルロー
・若い→古い                        リースリング2007 → リースリング1998
・辛口→甘口                        ボルドーの辛口ソーヴィニョンブラン → 貴腐ワイン
・安い(並級)→高い(上級)       ジュヴレ シャンベルタン(村名) → シャンベルタン(特級畑名)
・シンプル→複雑                   ブルゴーニュブラン → ムルソー
・ノーマル→個性的         モエ エ シャンドン → ジャックセロス イニシャル
・ステンレス熟成→樽熟成      シャブリ(地区名) → シャブリ グランクリュ(特級畑名)

 

 

全くタイプの異なったワインを6種類飲むなら、

スパークリングワイン→すっきりとした白ワイン→コクのある芳醇な白ワイン
→軽めの赤ワイン→重めの赤ワイン→甘口デザートワイン

 

 

この基本形を覚えておけば、白ワインだけの時でも応用は可能です。ただ、重い赤ワインを飲んだ後、爽快なスパークリングワインや辛口白ワインに戻るのが好きで仕方がない方は、どうぞお好きな順番でお召し上がり下さいませ。なんと言ってもセオリーに関係なく、楽しく頂くのが一番ですから。

 

 

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